ちょっと前に映画を観に行きました
「カメラを止めるな!」が満席だったので「ペンギン・ハイウェイ」にした
小学四年生のアオヤマ君が自分の住む町で起こった謎現象について研究する話
彼は歯科医院の「お姉さん」(巨乳)と結婚しようと密かに心に決めている
いちばん手に汗握ったことを先に書きます
アオヤマ君はお姉さんの下宿に遊びに行ったり
いきつけの喫茶店で夜に停電して二人きりになったり
テーブルの下に二人で隠れたり
二人で電車に乗って海へ行こうとしたり(他の乗客がゼロ)
とにかく二人きりになることが多い
そのたびに私は
性的な接触をしないでくれ
とめちゃくちゃ緊張して体が強張った
小学生男子が大人の綺麗な女性に憧れるとかはよくある話だし
女性のほうが唇にチュッとしてあげてサヨナラとかもままある
それくらいはいいのかもしれないが
私はどうしてもそこがダメだったし
お姉さんの部屋で食事を御馳走になったり
二人きりで海に行くのを許可するとか
アオヤマ母は専業主婦なのに何をやってるんだと憤りすら覚えた
こちらの不安は杞憂に終わり
お姉さんはアオヤマ君を抱擁するもののそれだけだったのでよかった
私はいまモブ鯉未遂を書いている
そこでの鯉ちゃんは14-15歳で設定していたが
ちょっと考え込んでしまった もうちょい年齢を上げよう
さらに心に残ったのが
アオヤマ君の同級生のハマモトさんのお父さん
研究者ですごくカッコいい人だ
アオヤマ君が
自分のいま行っている研究については まとまってから発表したいので
今は話せません
と言ったときに ハマモトさんのお父さんはこう言う
それがいい 本当に大事な研究については黙っておくものだ
首がぶんもげるほど同意した
作品にしたいほど大事な妄想は黙っておいたほうがいい
と痛感しているからだ
以下 雑な感想
森見登美彦原作なので謎現象が解明されないままフワッと終わる可能性もあると思っていたが ちゃんとまとまっていた
謎現象がなぜそうなったのかについては根本的なところは謎のままだが
作中では解説されている 難しかったけど
小学生たちの心の機微が あるあるだなぁ と懐かしかった
主人公はめちゃくちゃ賢くて冷静で 決して怒らない子 なのだ
そんな子供はいない
だから他人の心の動きには鈍感なのだが
友達のウチダくんは皆の心のうちをちゃんと察するいい子
こっちのほうが大物になるんじゃないかとすら思った
リアルうさぎ小屋に住んでいる身としては
アオヤマ家が豪華でうらやましかった
妹と同じ部屋ですらないのだ 恵まれている
アオヤマ父はNASA的なところの職員ぽいけど この人がまた超カッコいい
森見登美彦テイストは十分あるけど意外に普通だった
「夜は短し歩けよ乙女」「四畳半神話大系」は読んだけどアニメ未視聴
ペンギンは原作未読なので読んでみたいなと思う
PR