中尉の話をどこまで信じていいのかわからん
真偽の判定は読者には無理だ
中尉の顔色を見て声を聞いている そこにいる人間にしか判断できないよ
妻子への愛情は嘘ではないにしても
弾丸の件は本当にそうかわからない 別の弾丸を持ってくれば偽装できる
大体なんでウイルクに殺す理由があるんだ彼に限って誤射とかなさそうだし
殺したのが父だと言えば揺さぶりになるし
一方でソフィアの罪悪感を救うことになるというのがまたあざとい
リパさんかわいそうだな…
親のやったことだから私は関係ないわって思わないだろうし
中尉を哀しいひとと捉えるなんてこの場の誰より大人だ
アリコが尊敬するのもわかる 次世代のリーダー間違いなし
和人のほうもそうだけど少数民族のほうも一枚岩ではない
中尉の言っていることは正論だし
リパさんが今後どう生きていくのかというところにも及んでくる
このあたり土方さんならどう言うのか聞いてみたい
皮をかぶった中尉にはソフィアもドン引きして冷静さを取り戻したようだけど
軍曹はそこには引かないのか
まあエドくんのこととか色々あったし中尉の傍にいたらあるあるなのか
慣れって怖いな
軍曹は「自分は髪の毛を捨てたのに中尉が骨を持っていた」
についてなんで怒ってるのかわからん
愛した者の体の一部を捨てられない気持ちが中尉にあったから
本物かどうかはわからんけど軍曹の生きる支えになるだろうと髪の毛を渡した
んだよね策略の一部にしても
髪を捨てたのは中尉の策略に気が付いて
本当にいごちゃんのものなのかわからなくなったからかと思ったけど
過去を断ち切って中尉のために働こうと私情を捨てたってことだったのかな
だとしてもそれは軍曹の決断だから
中尉も骨を捨てるべきっていうのはおかしい
中尉にとっての妻子
軍曹にとってのいごちゃん
同じ愛した者だけど彼女らの心の占め方がそれぞれ全然違うはず
監獄から奉天そして今
ずっと軍曹は中尉による感情ジェットコースターで急降下と急上昇を繰り返してるのな…
自分も騙されたり他人を騙すのを散々見てきたのに
中尉の話に一喜一憂してぶっ殺すと思ったりほっとしたり
そういうところだぞ軍曹
自分を制御できなければ取り返しのつかないことになっちゃうぞ
死んでいった者たちのためにもという誓い
前山さんや他の仲間を失ってきた辛さもあるだろうし
中尉を信じてついてきたことが無駄になるのは物凄い恐怖なのかもしれない
ぶっ殺してやるとキレる隣りで冷や汗をかいている少尉殿
笑顔の軍曹に「よかったなお前!!」的に肩を叩く少尉殿
それを見てMAGAOに戻る軍曹
よかったな軍曹 少尉殿がいてくれて本当によかったな
少尉殿は軍曹の感情の起伏を正しく理解してくれてるよ…と思うんだけど…
いずれにしても少尉は軍曹とあまり違わないことを考えているわけで
ぶっ殺そうとしたら腕ずくで止めてくれたはずだし
軍曹が若い頃から何も変わってなかったとしても
今は理解者が傍にいるんだ大切にしてくれ
かといってこれで中尉の狂信者(もともとそうでもないけど)に戻るのも変だし
これまでのことは間違ってなかったという安心感のもとに
誘導されたのではない自分の選択(少尉殿を助けたこととか)を
していけるようになるとよいな
正直なところ軍曹の笑顔はショックだった
軍曹にああいう顔させるのは少尉殿であってほしかったんだ!!!!!
このために単行本232話を修正したんだろうな神は……ウッ
ただ「軍曹は少尉を助けて死に、その時に初めて笑う」という展開が来るのを
私はずっと恐れていたので
ここで笑ったことでその線が少し薄らいだような気はする
また単行本加筆で表情変わるかもしれないですけどね
我々は神の手のひらの上で踊るのみ
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