中尉が死神となって現世まで生きている という設定の素敵な御本の中で
「生きていたときに感じていた痛みも激情も忘れてしまった」
という中尉のセリフがありました
※丸写しではないので元とは若干違います
そうか 中尉にも激情があるのだな とハッとさせられました
自作でも激情という言葉を使うことがありますが
それは恋によるものであり 特に少尉だと
薩摩人は気性が激しいからとか 若いからとか そのあたりから激情になりやすい
中尉だって若い頃はあったに決まっていますが
冷徹で非情で 何でもお見通しで掌の上で転がしてしまう
という現在の作中の印象からして
彼に激情というものが存在した というのがちょっと意外だった
この御本のなかで中尉の激情が何だったのかは明記されていませんが
北海道に軍事政権をうち立てる という叛逆自体が
亡くなった同胞に報いるという 激情に裏打ちされたものといえるのではと
中尉にも恋の激情が昔あったんだよ なんてエピソードが来たらいいな
なんて言いません
だって軍曹過去編でのたうち回ったから
自分みたいに爆散する人が出るかもと思うとそんなこと願えない
キャラの掘り下げがあって こんな風に考えさせられる二次作品って素晴らしい
PR