29話とばして30話感想です
ゴカムの玄関マットと呼ばれる(しらんけど)5巻のオガタに落ちず
10巻の少尉殿まで澄んだ目で読み進んだ人間なので
オガタについて真剣に考えたことがあまりなかったのだが
ゆうさく殿の声が爽やかすぎていい子感がものすごかった
戦場で旗手となって周囲を鼓舞しようと声を枯らしてるのも必死さが伝わってきてよかった
ありし日の造反組なつかしや
ここを生き延びたのに羆にやられたの勿体ない
岡田の台詞が「ゆうさく殿のおかげか」→「おかげで」になっていた
EDのクレジットに洋平の名前もあったけど岡田が話してたのってどっちなんだろ
この弟に「この世にいていいはずがない」とか言われるのしんどいだろうな
1ミリも悪意なくそう思ってるのがわかるだけに
彼がそう育ったのは自分には与えられなかった父親の愛情のおかげだと実感して辛いだろう
悪いことも一緒にするものでしょう? とか言ったのに断られるなんて
自分なら恥ずかしくてしぬ
だからリパさんが弟にかぶるのわかる 鯉ちゃんはかぶらない
というのが真に迫ってきた 声ってすごい
ゆうさく殿ー!! 言い方ーー!!!!!!!
これが「兄様も本当は罪悪感があるはずです」とかならまだよかった
「そうなるまでにはさぞお辛い出来事があったのでしょうね」とかだとさらによい
母のことも父への思いも
ゆうさく殿なら知ったとしても引いたりせず一緒に泣いてくれたはず
愛情を渇望した父ではなく
その父の愛を見たくて殺した弟が自分の前に現れ続ける
ただひとり曇りなき愛情をオガタに注いでいた人間
救えるのはこの子しかいなかったのに自らの手で消してしまった
発狂せずに生きてられるオガタが強くて切ない
救い手と目されているリパさんですらオガタを救うことはできないのではないだろうか
ゆうさく殿はそれほどに唯一にして至高
と思わせられた アニメすごい
顔の隠されている人物はキャラが自分の内面と向き合えた時に顔が見えるのだろうと思う
いごちゃんのように
ゆうさくさんもいずれはオガタの追憶の中でいい笑顔を見せる日が来るのだろうが
それが死を目前にした走馬灯の中でなければいいと思う
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