新刊「焼け野が原」にいただいたご感想を踏まえての作品がたりです
うざいうえに
読んでいない方には意味不明なのでそっ閉じ推奨
「塹壕と縁側」より「団子屋の猫」のほうがいいんじゃないかと思っていたら
前者がよかったというご感想が多く 嬉しい驚きでした
何のひねりもないのですが「塹壕と縁側」というのは
二人がそれぞれお互いに愛していると言った場所です
こんなご感想をいただきました
「お互い傷を負って相手が目覚めない間、どんな事を考えていたのでしょうか
同じだったのか、それとも伝える事が出来た方とまだ言えていなかった方で違ったのか」
この発想はなかったので考えてみました
そりゃあもう相手が死んだら自分も生きちゃいられない のは大前提として
軍曹のほうは 愛していると伝えたい 伝えればよかった ということを考えていた
少尉のほうは 軍曹が死ぬ可能性は頭から追い出して
もう軍曹が退役→我慢しなくてよくなる→家に連れて帰るぞ
ということで着々と準備していました 前向き だから軍曹の一抹の寂しさとか気付かない
「焼け野が原」はあれで終わったほうがいいのかな 後日談なぞ蛇足では とも思いましたが
しっかりハッピーエンドにしないのは
この俺が許してもこの俺が許さんぞコンチクショー!
ということで強行
しかし彼らが若い時分にイチャイチャさせてあげられなかったのは今も悲しかったりします
章タイトルはWJ連載時のNARUTOのアオリをいじりました
サスケとナルトが崖の上と下で対峙していて サスケが上にいたので
「見上げるは情熱 見下ろすは冷静」だったのですが
こちらでは二人の身長差と性格により冷静と情熱を逆に
冷静と情熱なんて考えたせいで妄想BGMがEnyaになったのでした
「うすいほん」のほうは完全にエンターテイメントで作りました
少尉が軍曹に好きだという場面が自分が一番好きなところです
男だろうが好きなんだから仕方がない 常識にとらわれない少尉殿
ギャグパートがほぼサンプル部分で終了していて申し訳なかったですが
そこで笑っていただけたようで非常に嬉しいです
ありがとうございました(ひれ伏す)
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