キロちゃんが死んだ
首を刺されたと思ったら手で受け止めてて少尉の胸を刺し返すというタフさ
いま殺し合ってる若者だって10年前までは子供で5年前までは少年だったんだが
そんな考えには蓋をして前に進まないと理想は達成できない
「天から役目なしに降ろされた物はひとつもない」
最後の回想で全然見たことのない子供たちがいて? となったが
どこへ行っても子供たちに目が向くほど子供が好きで
子供たちの明日 子供たちの未来のために
「俺たち」民族の理想を追いかけることが天からの役目だったのか
最後に想ったのが奥さんと自分の子供でよかった
彼らを置いてまで理想のために生きたのだとしても
キロちゃん個人としての家族への想いがそこにあってほしい
その後にソフィアが来ちゃった
呼ぶのが初恋の女性の名前だなんて自分が嫁ならしばき倒したくなるが
もしここに奥さんがいたとしたら
夫の頭を膝に乗せて仕方ないわねって言ってくれるほどの女性なのかもしれない
家を出てきたときの奥さんへの信頼はものすごかったから
リパさんが間に合ってよかった
リパさんは賢いからキロちゃんの覚悟を知っていて
本当は思い出してなくても嘘を言うくらいのことはするかもしれない
ただ民族のためとはいえ父親を殺されたことを納得しろなんてのは酷すぎる
リパさんはオガタから頼りにしていたキロちゃんへの不信を
植え付けられたうえに答えを聞くことができなかった
アチャを殺したのは自分だなんて言うのはキツイ
その前に生命が尽きたのはキロちゃんにとってはよかったのかもしれないが
リパさんはかわいそうだ
スッギと出会えた後のことで本当によかったし
何を考えているのかわからないスッギの無表情には
きっとリパさんを適切に導いてくれるだろうと期待せざるをえない
ソフィアは手紙とかで全容を聞かされてるんだろうなぁ
ずっと一緒に行動してたシライシが切ない
気のいい仲間だったもんなぁ…
スチェンカとかバーニャとかこんな重い場面にコミカル入れてくるのがさすが神
オガタすらやられるってロシア人すごいな
先遣隊が来た時に日本人がスチェンカしに来たよって誰も言わなかったの
シライシは刺青丸出しにしてたのに
さて冒頭の戦闘シーンに戻ります
首を刺して勝ったかと思いきや止められてクソッという表情の少尉
爆弾を斬り飛ばされたときのキロちゃんの悔しそうな顔と対になってていい
少尉の胸にめり込む刃がめっちゃ痛そうでぎえええとなったが
部下たちが駆けつけてくれてた胸熱!!!!
重傷者ばかりなのに全員よく動き回っていられるな
軍曹があっさり復活してて驚いた スヴェ子はどうした
ねぇ二人とも見た? 聞いてた?
よくも私の部下たちをッ
とあなたたちのために少尉殿が激怒して戦ってたんですよ
上官殿の勇姿を脳裏に焼き付けていただきたい
特に軍曹は鯉ちゃんのいいところを見逃しがちだから
今回の少尉は
爆弾を認めたときのコマ以外ぜんぶイケメンじゃないのである
流血しながら必死で戦う少尉の御尊顔は美形には描かれていない
綺麗じゃない でもすごくカッコいい そこがいい
ボンボンと揶揄されるイケメンが頭脳と身体能力の限界まで出し切って
鼻血出しながら必死で命のやり取りをする しかも部下のため
これを尊いと言わずしてどうする
心配そうな軍曹に手出し無用と言う
お互いに動けてるから 大丈夫かとまでは聞かない 無駄なことは言わない
超カッコいい
飛んでくる爆弾を斬って捨てるとかゴエモンかよ少尉殿
動いている物を正確に斬るのはとても難しい
クレー射撃とかとんでもない動体視力が必要だそうだ
自分は止まっている物を撃つスポーツをやっていたことがあるが照準器があっても難しい
身体能力と鍛錬の賜物
これで軍曹を守ったので庇ってもらったお返しができたよね
軍曹少尉はリパさんと初対面 シライシとオガタとは久しぶり
これからどうなる
ソフィアがキロちゃんの死を知って激怒したときに
スヴェ子が先遣隊との間を取り持ってくれるんだろう
それが天から降ろされた貴様の役目だ
さっさと来てくれ
少尉がソフィアにはっ倒される前に
ついにメインキャラが死んだ
網走で揉み合った時にキロちゃんもマッさんも人を騙してはいたけど
目的は純粋だったからただ悪だとは思えなかった
ただの悪い人なんてメインキャラにはいないのである
今後はそういうキャラも死ぬことがある
結末に向かって動きはじめた物語の宿命とはいえツラい
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