前にいた沼では字を書く気になれなかった
漫画を描こうとしてネームを切ってはみたものの
棒人間しか描けない自分にはどう足掻いても無理で
諦めて読み専をしていた
ツキコイ沼で話みたいなものを書く気になった理由は自分でもよくわからない
ひとつには、時代物だからかもしれない
(前の沼はJOJOだった)
時代物なので、いい加減なことを書いてはいけないと思って一応調べはする
広瀬武夫中佐と恋仲だったロシア人女性の瞳の色が何色か
を知りたくて、広瀬中佐の本を何冊も借りた
ある本では碧眼で、ある本では褐色だった
決め手がなくて、結局はネットで調べた「ロシア人に最も多い瞳の色」にした
軍服の色は本当にわからない
皆さん参考にしている軍装の本を何度読んでもわからない
日露戦争の実録とかを見ても、まちまちだったり
そもそもカーキ色という言葉で表していいのかどうかとか、そこもわからない
結局は原作のカラー扉に沿ったり、中途半端に自分の好みにしたりしてしまった
軍曹は普段は袖章のないものを着ていて、日露戦争の回想シーンだけで袖章がある
でも袖章が好きなので、そういう格好をしていることにしたりとか
こんな風に「調べてはみたが結局わからなかったので捏造した」
ということのほうが多い
分厚い本を読んでも、作中に反映できたのは3文字だったりする
ただ自分の場合は
「最初から捏造する」よりは「調べたけどわからないので捏造する」
のほうが少しはマシな内容になっているんじゃないかという気はする
最初から捏造しても素敵な内容になる、そんな人が神なのだろう
神の境地には程遠い
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