鯉ちゃんはダンスが踊れる
自顕流の達人であるの次くらいに鉄板な脳内設定である
公式では中尉とエドくんの見事なダンスシーンがある
男同士のダンスをありにしてくれた公式はすごい
実際の士官学校ではテーブルマナーとかダンスの指導があったらしい
(日常的にではなかったようだが)
というわけで、鯉ちゃんはダンスが踊れるに違いない
あの美形であの長身だ
めちゃくちゃカッコいい
脳内設定を爆発させて
それにはきっかけがあった
沼に落ちた当初にtwitterでRTされてきた一枚絵
鯉ちゃんと軍曹が踊っていた
身長差を反映して、鯉ちゃんが男性 軍曹が女性の位置
軍曹は無表情 鯉ちゃんはカメラ目線で笑っている
その絵に胸を撃ち抜かれた
絵についていたキャプションもRT主のコメントもきっちり覚えている
うおぉぉぉ! 踊らせたい!
そう思って2カ月後に
二人が踊っているところだけを書いてニヤニヤした
前後の展開はまだモヤッとしている状態
話が全部できたのはさらにその2カ月後だったが
結局はそこが恋の始まりみたいになった
曲はワルツ
ダンスの基本がワルツだというのと、芥川龍之介の「舞踏会」をパクった参考にした
実際はそんなことやらないようだが
跪いて片膝立てて申し込んでいただいた
カッコいいからだ それだけ
自分の好きにやりたい放題 なんという創作の醍醐味
その時は、8巻のダンスシーンのことはすっかり忘れてしまっていて
こんな脳内妄想垂れ流しの話は不気味なのではないかとすら思っていた
公式がGOを出しているというのに(出してない)
この話を投稿した後に、二人のダンス姿を描かれた方がいらっしゃった
それも素晴らしかった
軍曹が不慣れなのを可笑しがって鯉ちゃんがすごく楽しそうに笑うのだけど
その絵の鯉ちゃんはそういうお顔をなさっていた
それが脳内妄想そのまんまで
またしても胸を撃ち抜かれた
実弾ならとっくに死んでいる
ただ膝枕が普遍的なのに対し、ダンスは違う
また別の話に入れよう、というわけにはいかない
そこが悲しい
なのでダンスは後日談にも入れたし書き下ろしにも入る
引っ張れるだけ引っ張った
膝枕と同じで幸せの象徴なのだ
公式でワンチャンないだろうか(ない)
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