神が我が村を蹂躙しに来るのは何度目だろうか
もう慣れ……るわけがない
怖いよ軍曹のホラー顔
父親を殺したことは満足していてもいごちゃんのことでは救われてないんですよね
オガタが満足してもないし救われてないことには気がついていませんか
自分だけがババ引いてる感がすごい
コイト家は中尉が介入せんでもいずれはなんとかなってたよ
誘拐の際に
あそこの親子関係も破綻してるんだぞなんてことまで中尉は3人に話したのか
いずれはお前たちと同じように父親から解放してやるつもりだとか
兄さあが死んで鯉ちゃんがグレかけてたことまでは説明されないとわからない
キクタ曹長はどういう立場でどう思ってるんだよこれ
鯉ちゃんは中尉の計画をちゃんと聞かされてたんだな
ということはパパもわかってて政権転覆に協力してるってことなのか
鯉ちゃんはオガタ親子が利用されたということに気づいても
オガタが殺したことまでは気づいてなかったのになんで喋ったのか
自分の過去だって脈絡なしにベラベラと話し出して軍曹らしくない
少尉がいま中尉を問いただしたりしたら殺される
思ってたよりずっと鯉ちゃんが賢かった
言いくるめるのは無理と覚って早々に脅しに切り替え
秘密を共有させて口を塞ごうとしたんだろう
中尉の工作に気づいた者同士という
一蓮托生ってそういうことを期待してたんじゃないんだけど
そういう計算しつつ感情が爆発しちゃったんだなさすがの軍曹も
「私は鶴見劇場をかぶりつきで見たいんですよ 最後まで」
嘘くさい
傀儡であることを無意識に拒絶する自分がいて
中尉の駒であることを己の意思によるというように自身に思い込ませようとしている
もしくは
最後に刺し違えてもいいから中尉に復讐するつもりでいるのかもしれない
同郷の兵士からいごちゃんについて中尉も知らない真相を聞いた可能性もある
軍曹がここまで全部話したのは鯉ちゃんだけ
手にかけることをしたくないのは明白
なんで今まで命懸けで守ってきたのか
利用価値があるから守れという中尉の命令?
片腕の軍曹を失う危険を冒してまで少尉を守らせるの?
対キロちゃん戦で重傷なのに少尉を援護しに来て手投げ弾に気づかないほど心配してたでしょうに
いごちゃんのことで激昂しながら中尉のことも咄嗟に助けた
スヴェ子なんか完全に任務とは無関係
目の前の誰かを助けてしまうのは軍曹の生来の資質で
空っぽになりきれない自分を自覚して優しさを持て余している
んでしょ軍曹
感情を捨てた傍観者のふりをしないと己がぶっ壊れるから
読者には見えないところで寝食ともにして
時にはお酒飲んで他愛もない話をしたりしてきたはずで
部下をやられて激怒した少尉
早く元気になれと言った少尉
に対して何の感情もないはずがない
父上に報告できると喜んでいた少尉を見て悲しそうな目をしていた
軍曹は鯉ちゃんに対して同病相哀れむ気持ちがあったはず
利用価値なしと思われたら消される可能性も上がる
そうならないように一生懸命補佐して教えて守ってきたんじゃないの
誘導したとおりに
賢明な鯉ちゃんはとりあえずは中尉の信奉者であるという演技をすることにした
内心ほっとしててほしい
鯉ちゃんとオガタを接触させたら余計なことを吹き込まれる可能性なんて予測できただろうに
先遣隊に入れたってことは中尉はここまで想定内で
次号
挙動不審になった鯉ちゃんに中尉みずから色々と暴露してあっさり再洗脳
虚無顔の軍曹
という展開が来てもおかしくないですが
しんどいです大変にしんどい
軍曹があんなホラー顔で鯉ちゃんを見るのがつらい
一番恐れていたのが軍曹が鯉ちゃんを殺そうとすることだった
それは軍曹自身も嫌なんでしょ? ね? そうでしょ??
鯉ちゃんは信頼し合っていたはずの軍曹がやばい感じになってたり
(彼について行っている者たちは救われるのくだり意味がわからんもん)
中尉の命令次第で自分を殺すかもと言ったり
今まで一緒にやってきた時間は何だったんだって混乱するだろうよ
かわいそう
いったんは自分をごまかそうとした相手に今までと同じように無邪気に甘えられるだろうか
無理無理無理
最低もう1回はぶつかり合う必要がある
オガタも軍曹も真に救われたい相手が死んでてどうにもなりません
だけで終わるわけがないだろうから
最後に人生に価値があったと思えるように
がんばって少尉殿 君は生きてる 私は死にたい